Written by Nekomura

いいものを作る

GRAPE ブドウ作り

ぶどうを見た目よく大粒にしたいなら粒数を少なくする。糖度も上がりやすいけど縮果症や何かあると小さい房になってしまうし、同じ手間をかけても出荷量が増えない。

大房にしたいならたくさん粒数を残せばよいが、糖度がのりにくかったり粒が大きくならなかったりして、出荷時期が遅れることがあるらしい。

ぶどうは重さで値段が決まってしまうので、出来るだけ重い方が出荷数量が増えるということ。それがそのまま収入なのでたくさん量を作るか大きいのを作るかということになる。

100房採れたとして、重い方が収入が増えるということなら大房の方が得なのか。

でも無理して甘くならなかったら困る。

危険分散で半分小房、半分大房にしてもいいかもしれない。中間の中房なんてのもあってもいい。

一番いいのは小房でもおいしくて立派なら高く売れること。

残念ながら今はまだできていないので、いずれはそういう販路を作っていこうと思う。

 

果物って家族で一緒に食べるものだと思っていて、例えば、メロンとかスイカとか、ぶどうもだし桃もかな。

私が作るぶどうも、家族が集まった時にみんなでぶどう食べよう!っておじいちゃんやおばあちゃんも一緒においしいねえと言いながら食べて欲しい。

そうなるとあまり高くてもいけないのだけど、高価だからこそ特別感や嬉しさもあっていいのかなとも思う。

もちろん値段に負けないものを作らなければと、こちらもそりゃ必死になるわけで。

 

今日は、農家さんのぶどうの成長具合を見せていただきました。

8月後半には出荷できるのもあるようです。今でも食べられそうなくらいみずみずしく立派に育っていました。

とても手間暇かけておられるので高く売れたらいいのにというと、たくさんあるからか気にしていない様子でした。

以前にも、農産物はいろんな事が起こるからお金の計算してはダメよと言われたことがありました。

計算するよ。と思ったものでしたが、まずはいいものを作ること。

あらためてそう思いました。