去年の春頃から下痢が始まり、お医者で診てもらうものの未だ原因がわからず。
ついに7キロ以上あった体重は4.5キロまで減ってしまい、別人(猫)のようになってしまいました。
いろんな検査してもらって、いろんなお薬試してご飯も変えて、誤飲も疑って手術もして。
やれることはやったのかなとか、あの時こうしたら良かったのかもと、後悔もあります。
ずっと心配ばかりして悲しくなっていたのですが、ヌコは家ではとても寛いでいて、リラックスしていて幸せそうに見えます。
本当にそうなんだろうと思います。
現実はつらい状況なのですが、家が大好きなヌコがストレスなく過ごせるようにしようと考えることにしました。
ヌコは保護猫で8歳の男の子です。
うちに来た時からゼーゼーがありフゴフゴ言いながら過ごしてきました。
性格は真面目で臆病なのですが、食いしん坊でちょっと運動能力は低い方かな。
怖がって逃げ遅れるタイプ。
そしてたぶん私のことが大好きなんです。
元気になるようにと思っているのに、ヌコが嫌がることばかりしてしまって。
ヌコごめんよと毎日悲しくなっていました。
病院の待合でふと思ったのですが、同じ思いをしてる飼い主さんて沢山いるんじゃないかと。
ネットで検索すると恐ろしい病名が出てきたり余命まで書いてあって動悸がしてきたり。
お医者を信頼するしかないと治療を選択しても、それがかえって苦しめているんじゃないかと悩んでしまったり。
猫に限らず人も同じなのかもしれませんが、本人の意思が聞けないので飼い主は辛いのです。
本人は嫌と言うに決まっています。
私がどうにか病まずにいられるのは、同じように心配して状況や思いを共有してくれる娘や家族の存在があるからです。
動物病院ではよく家族で診察に来られているのを目にします。心配だよねえ、愛されていて幸せだねとも感じます。
もし、寄り添ってくれる人がいなかったら?
とてもとても耐えられないと思うのです。
これまでだってみんな頑張って乗り越えてきてるし、動物を飼うってそういうことじゃない?って言われそうですが、場合によっては取り返しのつかない後悔のようなものを死ぬまで一人で待ち続けることになるかもしれません。
重大な決断を自分一人でしなくていいように、結果がどうであれ前を向けるように、本当に辛い時に何か力になれることがないかなあと、男前のヌコを見ながら考えています。
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